スターウォーズ2代記

うちの姑はダースベイダーが好きだ。
スターウォーズの第一作『ルーク・スカイウォーカーの冒険』をはじめて見た時に、その存在感あふれたヒール姿に惚れ込んだそうだ。

姑がスターウォーズを最初に見たのは大学生になったばかりの時。
同じ大学のボーイフレンドと出かけたそうな。
その後社会人になった時に、当時の恋人と二作目『帝国の逆襲』を見たという。
この時のお気に入りは、何と言ってもヨーダだそうだ。
「あの作品は、あれ(ヨーダ)に全部さらわれたわ」ということらしい。

その後三作目の『ジェダイの復讐』は、婚約者になったその恋人といそいそと封切りを見に行った。
「もうイウォークが最高」と言い、「あのローテクの極みで帝国軍と渡り合うのがいい」と褒めちぎる。

その恋人でもあり婚約者でもあった男性はもちろん舅なわけだが、舅はスターウォーズに何の興味もなく、姑に引きずられるように『帝国の逆襲』を見に行ったのがことの起こりだったらしい。
そして何の疑いも無く、スターウォーズ最初から最後までハン・ソロが主人公だと思っていたという。

そういう舅と姑のお気に入りの悪ふざけが「スターウォーズごっこ」だ。
舅はシーツを肩に羽織って悠々と歩き回る。
姑はC3POとR2-D2の物マネをして笑わせてくれる。
親の影響からかスターウォーズマニアの夫は(第四作以降の映画は常にデートコースだった)、1mの物指しを構えて舅の前に立ちはだかる。
それを見ながら大喜びをするのが、嫁としての私の大切な役割だ。